ダラシン、アクアチムはニキビに効果あるけど・・・
ダラシン、アクアチムはニキビに効果あるけど・・・
こんにちは、矢吹です。
今日は、皮膚科で処方されるニキビ薬についてお話ししていきます。
皮膚科で処方されるニキビ薬というと、以前お話ししたディフェリンがありますね。
(※参考記事「ディフェリンでニキビ治る?」)
ディフェリンは、副作用はありますが十分試してみる価値はある、という話でした。
今日は、別のニキビ薬の話です。
それは何かというと
「ダラシン」と「アクアチム」です。
この2つは、抗生物質です。
抗生物質とは?
抗生物質は、体内の菌を殺したり、増殖を抑えるといった働きを持った物質(薬)のことです。
ニキビはアクネ菌が関わって出来るので、
そのアクネ菌を減らすことでニキビを治そうというわけです。
ニキビ肌の場合、アクネ菌の数は普通の肌に比べて数十倍~百倍もいると言われているので、
アクネ菌の数を減らすのは確かにニキビに効果的です。
実際、皮膚科で抗生物質を処方されて劇的にニキビが改善した経験がある人もいるでしょう。
しかし、です。
抗生物質は、そんなイイことばかりではないんですね。
大きな問題点があります。
それは、
「耐性菌」
です。
耐性菌とは、抗生物質が効かない菌のことです。
例えはよくないかもしれませんが、殺虫剤が効かないゴキブリのようなものです。
薬に対して抵抗力が付き、薬が効かなくなってしまうのです。
抗生物質を使い続けると、この耐性菌が増え、
その結果ニキビも治らなくなっていきます。
以前は抗生物質ですぐにニキビが治ったのに、最近はニキビが全く治らなくなった、
というのも、耐性菌が出来てしまったせいです。
抗生物質は使わない方がいい
【結論】抗生物質であるダラシンやアクアチムは使わない方がいい。
一時的にニキビは治るかもしれませんが、使い続けると効果は無くなっていきますし、
治ったとしてもいつまた再発するか分かりません。
そして、再発した時は効かなくなっている可能性大です。
抗生物質は、外用薬(塗り薬)だけでなく、内服薬(飲み薬)もあるので、
内服薬も同様に使うのはやめましょう。
いつも言っていることですが、ニキビケアで大事なことは、
「根本からニキビが出来づらい肌へ変わること」
です。
その場しのぎで薬に頼る治し方では、いつまで経っても肌は変わりません。
永遠にニキビが出来やすい弱い肌のままです。
丈夫で強い肌になるためには、毎日コツコツと正しいスキンケアを続けるしかありません。
一朝一夕では身に付きませんが、続ければ必ず肌は変わります。
ニキビを根本から治したいのであれば、薬(抗生物質)に頼るのはやめましょう。
それでは今日はこの辺で。
次回もお楽しみに。