乳液って必要?
乳液って必要?
こんにちは、矢吹です。
前回の記事は、「化粧水は必要ない」という話でしたが、
今日は乳液についてお話ししていきます。
スキンケアで欠かせないものといえば、
一番が化粧水だとすると、二番は乳液でしょう。
「化粧水で水分を与え、乳液でフタをする」
これがスキンケアの常識になってしまっています。
確かに理にはかなっています。油と水は混ざりませんから。
しかし、それは液体同士の話です。
「私たちの肌って、水で出来ているんですか?」
違いますよね。
水と油の関係を、そのまま肌に当てはめるのは、あまりに強引です。
肌は水ではありませんし、肌から出て行くのは水蒸気です。
顔がテッカテカになるくらい油を塗りまくれば
水分の蒸発を防げるかもしれませんが、
そんなことしたら皮膚の代謝を妨げ、余計に肌が荒れるだけです。
乳液はフタの役割をしない
結局「油分でフタ」というのは、
化粧品メーカーが消費者に商品を買わせるためのセールストークでしかありません。
そういうのに振り回されていれば、
「乾燥するのは化粧品が合ってないからだ」
などと、ズレたところでいつまも迷走することになってしまいます。
肌が乾燥してしまうのは、水分の量が少ないからではなく、
「水分を捕まえる力が足りないから」
です。
つまり、「水分保持力」です。
いくら水分がたくさんあっても、それを捕まえておくことが出来なければ、
どんどん出て行ってしまうだけですよね?
でも、逆に水分保持力が高ければ、
少ない水分でもしっかりと潤いを保つことが出来るはずです。
20歳と60歳を比べたら、体内の水分量は20歳の方が断然上です。
しかし、水分をちゃんと捕まえておく力があれば、
60歳でも20歳に負けないくらいみずみずしい肌でいることが可能なんです。
みんなここを分かっていません。
肌内部に目を向けなければいけないのに、肌表面で何とかしようとしてるんです。
ザルの表面にせっせと油を塗って、水が漏れないようにしているのと同じです。
だから、いつまで経っても変わらない。
肌の表面にいくら油分塗ったところで、何の問題解決にはなりません。
じゃあ、水分保持力とやらを高めるにはどうしたら良いのか?
続きます。
次回をお楽しみに。