日焼け止めの選び方-PA編-
日焼け止めの選び方-PA編-
こんにちは、矢吹です。
今日は、前回の記事の続きです。
日焼け止めにはSPFが書かれているという話でしたが、
その他に「PA」というものも必ず書かれています。
PAってなに?
PAは、「紫外線A波(UVA波)」の防御効果を示す数値のことです。
紫外線A波(UVA波)は、皮膚の真皮まで届き、コラーゲンなどを破壊し、
シワやたるみなどの、肌の老化の原因になる紫外線のことです。
SPFが肌の表面を傷つける紫外線だったのに対し、
PAは肌の内部を傷つける紫外線です。
PAは3段階あります。
- PA+
- PA++
- PA+++
とあり、+が多いほど防御効果が高いです。
最近は++++(フォープラス)の商品も出てきました。
参考までにいうと、通常の生活ではPA++、
海など紫外線をたくさん浴びる場所では、PA+++のものを選ぶといいでしょう。
「よし、わかった。これで紫外線対策は万全だね!」
といきたいところですが、実はまだ大事なことがあります。
実は、上記の説明した効果は、
「日焼け止めを、皮膚の1平方cm(1cm×1cm)あたり、2mg塗った時」
という条件のもと測定された値です。
おそらくほとんどの人は、白浮きしたりベタつかないように、薄く伸ばして使っていると思います。
実はその量では、効果がある量の大体5分の1くらいしかありません。
つまり、本当は普段塗っている量の5倍塗らないと効果がないんです。
しかし、実際それだけの量を塗ると、どうしてもベッタベタになって不快感が拭えませんよね。
見た目もテカテカです。
なので日焼け止めは、一度にたくさん塗るのではなく、
少量を2~3時間置きにこまめに重ね塗りする方法をおすすめします。
そうした方が、SPFが高いものを1回塗るよりも、
SPFが低いものを2~3時間おきに塗り直す方が紫外線カットの効果は高まります。
面倒だとは思いますが、この方法が一番効果的な方法です。
そして、「日焼け止めを使うタイミング」についてもお話します。
基本的に日焼け止めは、
「紫外線が強い時期、時間帯にだけ」
使うようにします。
その理由は、日焼け止めは確かに紫外線から肌を守ってくれますが、
それに含まれる紫外線吸収剤などが肌に良くないからです。
肌が弱い人によっては、紫外線ではなく日焼け止めクリームのせいで
肌が荒れてしまうことも少なくありません。
だから、日焼け止めは必要な時以外(紫外線が強い時以外)は、
出来るだけ使わないようにした方がいいです。
紫外線が強い時期は、4~9月。
その時期でも、朝や夕方など、日の光が弱い時間帯なら塗る必要はありません。
昼間日差しが強い時間帯に、20分以上外にいる場合は塗りましょう。
10~3月の期間は、紫外線がそれほど強くはないので日焼け止めは
使用しなくても問題はないと、私は考えています。(あくまで個人的な考えです)
「まとめ」
日焼け止めクリームは、
- SPFは15~20、PAは+、++で十分
- 2~3時間置きにこまめに重ね塗りした方が効果がある
- 4~9月以外は使わなくてもいい、その時期でも朝や夕方は必要ない
となります。
日焼け止め選びの際には、ぜひ参考にしてみてください。
それでは今日はこの辺で。
次回もお楽しみに。