皮膚の構造ってどうなってるの?
皮膚の構造ってどうなってるの?
こんにちは、矢吹です。
ニキビを自分で治したいなら、
最低でも皮膚の構造くらいは知っておかなきゃいけません。
「敵に勝つには敵を知ることから」
です。
皮膚は3つの組織で成り立っている
まず、皮膚は上から、「表皮」 「真皮」 「皮下組織」という構造になっていて、
表面は「皮脂膜」という油分で覆われています。
断面図はこんな感じです。
( 皮脂膜 )
[ 表皮 ]
[ 真皮 ]
[ 皮下組織 ]
では、一つずつ見ていきましょう。
- (皮脂膜)
汗と皮脂が混ざり合ったもの。
水分の蒸発を防いだり、肌に滑らかさを与える役割を果たす。
また肌を弱酸性に保ち、バイ菌や病原菌の繁殖を防ぐ。
- [表皮]
ケラチノサイトと呼ばれる皮膚細胞によって形成されている。
- [真皮]
肌の弾力を保つ役割を果たす。
主な成分は、コラーゲンやヒアルロン酸。
- [皮下組織]
ほとんどが皮下脂肪。
簡単に説明するとこんな感じです。
以前、異常角化(こちらを参照)は角層が厚くなってしまう状態だと説明しましたが、
角層は、表皮の最上層です。
角層については長くなってしまうので、次回お話ししていきます。
皮膚は頭のてっぺんから足のつま先まで全身を覆っていて、
厚さは体の部位によって異なりますが約2㎜。
そんな薄さですが、ウィルスや細菌の侵入を防いでくれます。
いわゆるバリヤ機能ですね。
他には、分泌作用(汗や皮脂)、知覚作用(触覚、痛覚、温・冷)、
体温調節など、様々な機能を備えてます。
こういった皮膚のメカニズムが次々と解明されてきて、
皮膚は最大の臓器だと言う人もいます(私もそう思います)。
まだまだ分からないことが多い皮膚ですが、
今後もっと研究が進み詳しいことが分かれば、
ニキビ治療にも役立つ日がきっと来るでしょう。
では今日はこの辺で。
次回もお楽しみに。